明治36年に発行されたこの冊子は、成田線沿いの名所を詳細な文章と、浮世絵で紹介した貴重な資料です。

 「成田鉄道は、下総国の北部に就いて布設し、其本線は日本鉄道会社の土浦線路(現在の常磐線)我孫子駅に接し、其支線は総武鉄道会社の線路佐倉駅に接す。延長四十五哩(マイル)五鎖(チェイン)の鉄道なり。」
成田鉄道名勝誌は、このような文章から始まります。
旅行記のように各地を巡り、名所の紹介がつづられてゆきます。

 挿絵には浮世絵が用いられています。明治初期にはまだ写真が発達しておらず、視覚的なニュース・メディアとして盛んに活用されていました。成田山や松虫寺境内の図がわかりやすく描かれています。
表紙
路線図
各名所の説明文
成田山全景図
成田鉄道喫茶室の様子
松虫寺境内の図
 

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